好きな言葉のひとつ
「まめまめしい」
意味は、
骨惜しみせずによく働くこと。
誠実なこと。
豆を想像させる語感もかわいらしく、好き。
最近は、「まめまめしい」ってあまり聞かなくなったような??
ぼんやりとそんなこと考えていたら、
大平一枝さんの書いた文章に、今の心情にぴったりの文を見つけました。
人生フルーツサンド と言う本です。
『いろんな作業が早く、簡単、効率よくこなせる時代になって久しい。指先でサッとタップしながら、出先で仕事のメールが見られて、ずいぶん時間短縮になっている。
けれど、どんなに一生懸命タップしていても、あまりまめまめしく働いているように見えないのは何故だろう。
私には、まめまめしいという言葉の向こうに、身体を動かして汗をかいたり、頭をさげてお礼を告げたりするように、先人がずっと大切にしてきた所作や心の持ち方が感じられている。
身体を動かし、心を動かし。一生懸命に尽くす。そんな”生き方の姿勢”がこの六文字には内包されている。』
人生フルーツサンド より
「まめまめしい」は”生き方の姿勢”。
自分とは真逆な「まめまめしい」
にずっとあこがれていたことに気づきました。
お正月に山ほど、黒豆を食するのも、新年の決意!!
(単純に黒豆が好き(笑))
作者の大平一枝さんは、
NHKのあさイチで知りました。
たくさんの書籍を出版されていますが、
市井の人の台所を取材する「東京の台所」。
この書籍が元になっている
あさイチの「わたしの台所物語」
~台所には使う人の人生が詰まっている~
第5弾で、人気の企画。
毎回楽しみにしています。
年齢、家族、環境、の違う人が、
それぞれの場所で、毎日、台所に立って生活している。
個性的な台所が人生を表しています。
涙することもあって、
私も、がんばろう!と間違いなく思わせてくれます。
そして、そらまめこのそらは空。
周りに高いビルもなく、全方向に窓がある住まいなので、
家にいて一日中、空を感じることができます。
この時期の朝陽と西陽は灼熱なので、対策してますが‥‥。
朝、昼、夕、夜、
変わる空をながめることは、
流されていく時間に句読点を打つような瞬間。
余裕がなかったり、気持ちが塞いでいる時ほど、
心配ごとから視線をはずすように……。
ニックネームを持ってるって
もう一人の自分が存在しているようで、
かなりうれしい。
そこは誰も知らない自分だけの世界。