夫の用事で伊万里へ🚙
伊万里は梨の季節🍐
梨狩りとランチ目当てにもちろん私も同行です(^^♪
この時期は、幸水が終わり、秀麗と豊水。
果樹園の人から教えられながら、傷つけないように丁寧にもぎます。
みっちりと詰まった重み。
果実の瑞々しい生命力。
9月になるとあきづき、そして、甘太、新高、王秋と続きます。
梨もたくさん種類があって収穫の時期がずれるので11月まで楽しめて、梨好きとしてはうれしい限りです😊
帰りに寄った直売所で幸水が6個で600円(安い!)だったので、ジャム用に一袋。そのまま食べても美味しいので、切りながら、半分は口の中に、半分は鍋に。
冷凍していた柚子を入れます。左の瓶はカルダモン入り。
ヨーグルトによく合う。
葡萄は3種類。食べかけ💦
『夜中にジャムを煮る』は、あこがれの平松洋子さんの名著です。
この本を読んでからよほどのことがない限りは、ジャムを煮るのは家人の寝静まった夜。
「世界がすっかり闇に包まれて、しんと音を失った夜。さっと洗ってへたをとったいちごをまるごと小鍋に入れ、砂糖と一緒に火にかける。ただそれだけ。すると、夜のしじまのなかに甘美な香りが混じりはじめる。暗闇と静寂のなかでゆっくりとろけていく果実をひとり占めにして、胸いっぱい幸福感が満ちる。ぜんたいがとろんとやわらかくなったら、仕上げにレモンをほんの数滴。火を消して、そのまま。
翌朝、すっかり熱がとれ、艶やかに光り輝くジャムが生まれている。さあ、できたてのジャムをつけてかりかりのトーストを齧ろう。昨夜の鍋のなかが秘密の夢のように思われて、ほんの一瞬、くらくらする。
だから夜中にジャムを煮る。」
遠方よりうれしい来客もあったりとせわしない日々もひと段落で、ジャムを煮た夜は、日々の生活に戻るための静かな時間になりました。