私にとって春の色彩は、ピンクと黄色。
春に向かって花が咲き、街が色づきます。
家の中に春があると視線がそこに留まり、うれしい気持ちが増幅します。
~ 咲いた~♪ 咲いた~♪ チューリップの花がぁ~♪ ~
お絵描き下手な私が、唯一一筆書きで描ける花。
桜と並ぶくらい、老若男女問わず知名度高い花 ですね!
チューリップの向こうの春色の絵は、佐賀在住の大江良二さんの油彩。
絵の題名は ”Through the birds singing"
2001年の作品です。
絵はもちろんすてきなのだけど、人柄がやわらかな絵そのままで大ファンなのです。
そして、両親からの贈り物なのです。
この絵を選んだ頃を振り返ると、いっぱいいっぱいだった当時を思い出します。見苦しいほど、じたばたしていましたし、現実逃避してました。自分が嫌でたまらなくて、人と会うのを避けてました。
絵を初めて見たときに、あたたかで陽だまりのようだと感じました。歌が聞こえてきそうな軽やかな楽しい感じもして、邪気を払ってくれるよう、お守りになってくれそうだと思いました。家に入ると一番に目に入る場所に飾って、ずっと守ってもらいました。これから先も…。
毎年神社で買うお守りだけでなく、日々の支えとなるようなものは、視線を少しあげると見つかると思ってます。些細なことでも、手元にたくさんお守りがあると、自分を俯瞰してみれて、がっぷりよつを避けることができそうです。
自分でなんとかなることだけ、考えればいいし、頑張ればいいのだから。
いつも通る神社とか、インスタで勧めていた本とか、テレビの主人公とか、肉親の温かいまなざしとか、毎朝「いってらっしゃい」と声をかけてくれる隣のおばあちゃんとか、YouTubeで聞いた音楽とか、ながめのいい場所で飲むコーヒーとか、いつもと違う散歩道とか…。
皆さんの春を感じる花や色は何ですか?
お守りにしたいものはありますか?